できるだけ簡単で使いやすい生ゴミ処理機を探しても、種類が多すぎてどれを選べばいいのか迷いますよね。
生ゴミ処理機の購入を考えているけど迷っている人は、ぜひ検討材料のひとつとして参考にしてください。
この記事では、
- 生ごみ処理機を選ぶときに重視したい3つのポイント
- 生ごみ処理機11製品を比較・採点した結果
- 助成金で生ごみ処理機を購入する方法
生ごみ処理機を選ぶための3つのポイント
生ごみを選ぶときのポイントは「乾燥式」「消費電力」「使いやすさ」の3つを重視しましょう。
まずはそれぞれの重要性について解説していきます。
①乾燥式(Not バイオ式やコンポスト)
生ゴミ処理機は大きく分けて「乾燥式」「バイオ式」「ハイブリッド式」の3種類です。
それぞれのタイプによってゴミの処理方法・スピード、設置できる場所も変わってきます。
発酵式:生ごみを堆肥にリサイクルできる
バイオ式:微生物が生ごみを水と炭酸ガスに分解
温風乾燥式:温風パワーで生ごみを乾燥させる
発酵式とバイオ式はゴミを肥料にして再利用できるため、家庭菜園などをしている家庭には最適です。ただし、基本的にサイズが大きく屋外にしか設置できません。
キッチンで料理する際にでた生ゴミを手軽に処理できる使いやすさを考慮すると温風乾燥式がベストでしょう。
②消費電力が低い
おうち時間が増えた影響で料理やお菓子作りをするようになった人も多いですよね。
自炊は家計にやさしく節約になりますが、問題は調理中にでる生ゴミの処理です。
料理する日が増えるほど生ゴミを処理する頻度も自然に多くなるので、電気代が想像以上にかかってしまう可能性もあります。
③使いやすい(生ゴミ以外の投入可能&静か)
生ごみ処理機はキッチン家電の中でも使用頻度が高いので、使いやすさと静音設計なのかも大事です。今は共働きの家庭が増えているので、夜遅い時間に処理機を稼働するとご近所迷惑にならないか心配ですよね。
処理機によって音の大きさも異なるためできるだけ無音に近いタイプを選ぶといいでしょう。
また、最近ではゴミの分別をする必要がなく、生ごみ以外も投入できる処理機も人気を集めています。
生活スタイルに合わせた処理機を選ぶと、日々の負担が減って快適に過ごせますね。
11製品の生ごみ処理機の比較表
②省エネ(消費電力の低さ)
③使いやすさ(生ゴミ以外の投入できるか・静音性)
の3つの観点から採点して、評価しました。
採点が高いものから順に、ランキング形式で表示しています。
順位 | 乾燥式 | 以外の投入 | 小ささ | 評価 | 価格(税込) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
(ルーフェン) | 温風乾燥式 2点 | 130w 2点 | OK 2点 | 31dB 2点 | 6点 | ||
温風乾燥式 2点 | 60W 2点 | NG 0点 | 約30db以下 0点 | 4点 | |||
温風乾燥式 2点 | 150W 1点 | NG 0点 | 約60dB 0点 | 3点 | |||
MS-N53XD | 温風乾燥式 2点 | 800W 0点 | NG 0点 | 42~44dB 1点 | 2点 | ||
FC-30 | 温風乾燥式 2点 | 500 W 0点 | NG 0点 | ? 0点 | 2点 | ||
(IC-100) | 発酵式 0点 | - 0点 | OK 2点 | × 0点 | 2点 | ||
BS-02 | バイオ式 0点 | 170W 1点 | NG 0点 | 36dB 0点 | 1点 | ||
バイオ式 0点 | - 0点 | NG 0点 | × 0点 | 0点 | |||
発酵式 0点 | - 0点 | 不明 0点 | × 0点 | 0点 | |||
バイオ式 0点 | × 0点 | NG 0点 | × 0点 | 0点 | |||
バイオ式 0点 | - 0点 | 不明 0点 | × 0点 | 0点 |
・温風乾燥式◯(2点)、温風乾燥式以外:☓(0点)
・省エネ:130W以下:◯(2点) 、131W〜300W:△(1点)、300W以上、記載なし:☓(0点)
・生ゴミ以外の投入:生ゴミ以外投入できる:◯(2点)、生ゴミ以外は投入できない:☓(0点)
・運転音の小ささ:35dB以下:◯(2点)、36〜50dB:△(1点)、51dB以上、不明:☓(0点)
・総合評価:○:5点以上、△:2~4点、☓0〜1点
11製品の比較・採点結果
11製品の生ゴミ処理機を項目に比較・採点した結果を見てみましょう。
温風乾燥式
従来の温風乾燥式は生ごみの乾燥具合にムラがでてしまうため、臭いが発生してコバエを寄せる原因となることも。
そのため温風乾燥機はスピーディに生ごみの水分を蒸発させられるパワフルな温風力が求められます。
ルーフェンは最新の空気清浄システムを取り入れているので、匂いムラが起きないほどパリパリにしてくれます。
省エネ
最も消費電力が低かったのは、60Wのナクスル(NAXLU)でした。
次に消費電力が低かったのは、130Wでルーフェンとなりました。
生ゴミ処理機は温風で生ゴミを乾燥させる仕組み上、電気代がかかるイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
しかし省エネタイプのもの、特に自動調整機能がついた処理機を選ぶと、電気代を大きく抑えることが可能です。
例えば、1kgの生ごみを処理する場合、生ごみ処理機の電気代は平均で30円〜50円程かかるといわれていますが、自動調節機能のついたルーフェンの場合は、1日使用しても電気代が20円程と非常に低コストで使用できます。
使いやすさ
生ごみ処理機は「温風乾燥式」「発酵式」「バイオ式」によって、使いやすさも変わってきます。
ゴミの分別に余計な手間をかけず処理できるのかも重要ですね。
11製品を比較した結果、生ごみ以外も投入できる処理機はルーフェンとエココンポストのみでした。
ただし、エココンポストは容量が大きい分、スペースの確保が難しいデメリットがあります。
ルーフェンの方がコンパクトでスペースを取ることなく使い勝手もいいです。
総合評価
「温風乾燥式」「省エネ」「使いやすさ」を評価したところ、ルーフェンが最も優れている結果となりました。
ルーフェンは生ごみをバスケットに入れてセットしたら、あとは自動的に処理してくれるので操作も簡単。
赤ちゃんがいるご家庭や集合住宅でも、処理中の稼働音が静かなため安心して使用できます。
強力乾燥で生ごみを77%減らしてくれるパワフルさをもちながら、消費電力を抑えたエコ使用なのも他製品と比べて優れている点ですね。
また、温風乾燥式は発酵式やバイオ式よりも、コンパクトで置く場所を選ばない点も人気です。
ルーフェンはゴミ箱1個分の大きさほどしかないため、最小限のスペースで設置できます。
採点1位の「ルーフェン」の評判
採点1位のルーフェンの評判やTwitterでの口コミを調べてみました。
処理機部門1位を獲得
楽天でルーフェンの販売がスタートすると、生ごみ処理機部門に速攻でランクインして1位を獲得しました。
SNSでもおしゃれで可愛い見た目に加えてハイスペックな機能が話題になっています。
ルーフェンちゃん、使いました!
めちゃくちゃ良……!!
今までのゴミ出し何だったの😑
生ごみをポンと入れると、カラカラに乾かしてくれて、何より音が静か。そしてかわいい。私的にパーフェクト💯
満を辞してお薦めできる!と思ったら、案件が消えており、いつか復活したら是非✨— りんご (@xl_qu2) September 4, 2022
生ゴミ処理機のloofenを買いました😃生ゴミが乾燥されて、こんなんになります。静かで、めちゃくちゃ顔を近づけないと臭いも分かりません👍コバエのいない夏に期待です❗ @loofen_jpn #loofenでエコ pic.twitter.com/1bVMvPEhWy
— 青豆🇺🇦Stand with Ukraine (@rhythmofk) June 12, 2022
我が家にも仲間入りしたloofenちゃん❤
冷蔵庫みたいな生ゴミ処理器なんだけど、1晩生ゴミ入れてただけでカラッと乾燥してくれて匂いもコバエも気にならない日々を手に入れました!!(コンポストはイモムシパラダイスだった😅)
市から助成金をいただけるのもありがたい。#loofenでエコ @loofen_jpn pic.twitter.com/Qx0rCDpT9g— みぃ (@gyouzadaisuki34) June 15, 2022
makuakeで1300万円突破!話題の生ごみ処理機
国内最大のクラウドファンディングサービス「makuake」にて、なんとルーフェンは売り上げ1300万円を突破。
韓国で認知度の高い生ゴミ処理機とはいえ、ノープロモーションでこれだけ話題になるとは、それだけ期待値の高さがわかりますね。
ルーフェンは生ごみ以外も投入可能で使い勝手がよく、デザインも可愛いため発売を待ち望んでいた人が多いようです。
韓国で100万台以上売れているベストセラー家電
ルーフェンは生ごみの面倒な処理に悩む主婦の方が「生ゴミを衛生的に処理して、リサイクルできないか」と考えたのがキッカケで誕生した処理機です。
2006年、ルーフェンは韓国のテレビ通販番組で紹介されるやいなや初回放送で1700台を販売。
50分の放送時間内で700台売れたら成功と言われている中で、驚くほど大きな売り上げを叩きだしたのです。
その後、ルーフェンの名はまたたく間に広まり100万台以上売れている生ごみ処理機として、トップブランドの仲間入りを果たしました。
千葉県の市町村の補助金額一覧表
以下に千葉県内の市ごとの、生ごみ処理機購入の助成制度の内容を一覧表にしました。
市名のリンクをタップすると、市の公式サイトで詳細を見られます。
市区町村名 | 生ごみ処理機助成制度 | 助成金額(上限) | 助成比率(上限) |
---|---|---|---|
佐倉市 | あり | 10,000円 | 25.0% |
柏市 | あり | 10,000円 | 33.3% |
茂原市 | あり | 18,000円 | 50.0% |
松戸市 | あり | 20,000円 | 33.3% |
旭市 | あり | 20,000円 | 50.0% |
市原市 | あり | 20,000円 | 33.3% |
八千代市 | あり | 20,000円 | 60.0% |
鎌ケ谷市 | あり | 20,000円 | 33.3% |
君津市 | あり | 20,000円 | 50.0% |
八街市 | あり | 20,000円 | 50.0% |
匝瑳市 | あり | 20,000円 | 33.3% |
香取市 | あり | 20,000円 | 50.0% |
山武市 | あり | 20,000円 | 50.0% |
大網白里市 | あり | 20,000円 | 50.0% |
木更津市 | あり | 25,000円 | 50.0% |
東金市 | あり | 25,000円 | 50.0% |
袖ケ浦市 | あり | 25,000円 | 50.0% |
富里市 | あり | 25,000円 | 50.0% |
野田市 | あり | 30,000円 | 50.0% |
勝浦市 | あり | 30,000円 | 50.0% |
白井市 | あり | 30,000円 | 50.0% |
千葉市中央区 | あり | 35,000円 | 50.0% |
千葉市花見川区 | あり | 35,000円 | 50.0% |
千葉市稲毛区 | あり | 35,000円 | 50.0% |
千葉市若葉区 | あり | 35,000円 | 50.0% |
千葉市緑区 | あり | 35,000円 | 50.0% |
千葉市美浜区 | あり | 35,000円 | 50.0% |
印西市 | あり | 40,000円 | 66.7% |
成田市 | あり | 50,000円 | 50.0% |
我孫子市 | あり | 5,000円 | 66.7% |
銚子市 | なし | ||
市川市 | なし | ||
船橋市 | なし | ||
館山市 | なし | ||
習志野市 | なし | ||
流山市 | なし | ||
鴨川市 | なし | ||
富津市 | なし | ||
浦安市 | なし | ||
四街道市 | なし | ||
南房総市 | なし | ||
いすみ市 | なし |
助成金で生ごみ処理機を買う方法5STEP
家庭用の生ごみ処理機を購入するときは市が助成金を補助してくれる場合があります。
各市町村によって申請手順は多少異なるものの「処理機を購入」「申請書を郵送、もしくは提出」「助成金が指定の口座に振り込まれる」の流れが一般的です。
一例として千葉市で助成金を申請する具体的なステップは下記の通り。
①千葉県の市町村の「補助金額一覧表」に移動
②「補助金額一覧表」の検索フォームにお住いの市を入力
➂お住いの市町村名をクリックしてください
④お住まいの自治体の市町村の申請方法を確認
⑤申請方法に従って手続きをすれば完了です
1.補助金額一覧に移動する
まずは補助金額一覧表に移動してください。
2.お住まいの市を検索窓に入力する
補助金額一覧表の検索窓にお住まいの市を入力してください。
ここでは「千葉市」を例として説明します。
3.お住まいの市町村名をクリックする
お住まいの市町村名をクリックすると、市のホームページが表示されます。
生ごみ処理機購入の助成金に関するページ内の「生ごみ減量処理機」をクリックしてください。
4.お住まいの自治体の市町村での申請方法を確認する
生ごみ処理機の申請方法が表示されるので、詳細を確認しましょう。
申請の際に必要な提出書類も見落とさないようにチェックしてくださいね。
5.申請方法に従って手続きをする
提出が必要な書類をそろえたら、手順に従って助成金を申請しましょう。
助成金を申請するには住所が確認できる身分証の写し、購入した処理機の領収証を提出するケースが多いです。
生ごみ処理機を購入したときに、領収証を失くしたり捨てたりしないように気を付けてください。
例:「千葉市」の場合
千葉市で助成金を申請する手順を具体的に解説しますので、お住まいの人は処理機を購入するとき参考にしてください。
1.生ごみ処理機を全額で購入する
まずは生ごみ処理機を店舗、もしくはネットで全額購入しましょう。
「領収証」か「生ごみ減量処理機販売報告書」を忘れずにもらってください。
2.申請書類を作成して市に提出
助成金を申請するのに必要な書類を作成して市に提出します。
必要な書類は下記の3点です。
・生ごみ減量処理機購入費補助金交付申請書(兼請求書)
・氏名と住所が確認できる身分証(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証などから1点)
・領収証の原本(処理機本体のみ)または「生ごみ減量処理機販売報告書(様式第2号)」(PDF:105KB)
まずは千葉市のホームページから「生ごみ減量処理機購入費補助金交付申請書(兼請求書)」をダウンロードします。
提出する身分証明書をコピーしてください(保険証は表と裏両方をコピー)
生ゴミ処理機を購入したときに発行された領収書と合わせて提出します。
提出先はこちらです。
〒260-8722 千葉市中央区千葉港1-1 千葉市廃棄物対策課生ごみ減量処理機補助金担当
3.指定した口座に助成金が振り込まれる
書類を提出して内容に問題がなければ、指定した口座に助成金が振り込まれます。
申請から振り込みまでは約2ヵ月かかるので、気長に待ちましょう。
まとめ
イヤな匂いを放つ生ごみはできるだけ手間をかけず楽に処理したいですよね。
夏場でもイヤな匂いやコバエに悩まされる心配がありません。
キッチンから生ごみが減れば三角コーナーの汚れやシンクの掃除も楽になるでしょう。
毎日ゴミの処理にかける時間とストレスから解放されるだけでなく、家事の効率も大幅にアップします。
助成金を利用してお得に生ごみ処理機を取り入れてみませんか?